【移住のためのヒント】“足(マイカー)”が前提となる那須町移住!

那須町、那須高原に移住したいと思っている貴方! 一番先に考えておかないといけないことは何だと思いますか?それは、『足』です。つまり、移動の手段、交通についてです。私が初めて那須高原に来た時は、ペンションに泊まって那須岳登山をすることが目的で、最寄りの黒磯駅までは在来線で来て、そこからバスで那須高原へ、町内を巡るシャトルバス“キューピー号”に乗って、などというアバウトな計画を持っていました。ところが、黒磯駅で那須高原に行くバスの時間や“キューピー号”のことを停留所で調べて“唖然”としました。

貧弱な公共交通の観光地“那須高原”
そもそも宇都宮までの在来線は、それなりに本数もあり、中には当時は二階建て車両のグリーン車に割と格安で乗ることができました。しかし、宇都宮から黒磯・東北方面に行く東北本線の電車となると、ガクッと本数が減ります、その数は1時間にわずか2本。

黒磯駅に着いて那須高原方面行きのバスの時刻表を見ると、その本数は朝夕の時間をのぞきほとんどが1時間に1本。かつ、那須町内の観光施設を巡回するシャトルバスの“キューピー号”の乗り場は、駅から一番近いところで「お菓子の城」という停留所。黒磯駅からは出てなくて、路線バスを乗り継いでいかないといけない!!『これが那須という観光地の公共交通か?』とビックリ。那須という観光地は電車・バスで来るところではない!ということを身に染みて感じました。

(余談ですが、2日目に宿泊するペンションはサイトを見て送迎してくれるというので予約し、前日に時間の連絡を入れると『土曜日は送迎してません』と言われてしまった。那須街道からちょっと離れているペンションだけに送迎がないと行けない、仕方なくキャンセルして那須街道沿いのペンションに変更しました)要するに那須高原は車で来る観光地なのです。それ以来は車で来るようになったのは言うまでもありません。

移住するなら公共交通機関を頭に入れておこう!
これから那須町・那須高原に移住しようという貴方に最初のアドバイス、「まずは公共交通機関を頭に入れて物件を探すこと」です。那須高原方面(那須温泉・ロープウェイ行)の公共交通機関は東野とうや交通のバス路線が1本で、JR那須塩原駅(新幹線の停車駅)を始発として黒磯駅経由で那須街道を北上して那須温泉に行くものです。夏場だけもう1本、黒磯駅からロイヤルロードを経由してハイランドパークに行くのがあります。移住するなら、このバスルートに近く、歩いて停留所に行けることを確認しておく必要があります。(いつか車の運転ができなくなるかも、というみことを頭に入れておきましょう)

都会からいらした方は気安く「バスが無かったらタクシーがあるさ!」と思っていますが、那須のような田舎のタクシーは“流し”をしてません。タクシー会社に電話して配車してもらいます。当然配車料金がかかります、かつ都会と違って那須は走行距離が長い10kmなんて簡単に走ってしまいます。こちらも当然タクシー料金がアップします。かつ、タクシーの台数が少ないために、夏のピーク時だと1時間待ちなんてのも当たり前、「予約受付は今はできません」と言われることもあります。

那須高原の“那須動物王国”カピバラのラッピングタクシー

那須高原・那須エリアは“マイカーが常識”が基本です
マイカーを持っていない方は、まず車を用意しましょう! 車の免許証を持っていない方は、まず教習所に通いましょう!(那須には免許合宿の教習所もありますし、教習所にはドアツードアで送迎してくれます) このことはまず最初に計画に入れておきましょう。その上で、可能な限り、路線バスやJRの駅に徒歩で行ける範囲に、住居を構えることをお勧めします。

写真提供:さくら那須モータースクール

那須の移住に欠かせない“足”の確保ができたら、いよいよ車を走らせて那須高原・那須町を縦横無尽に走り回り、エリアウォッチングとエリアヒアリングを徹底的にやって、那須のことを深く知り、那須を愛する“那須人”になりましょう!
那須高原では4輪駆動車が必需品です
写真提供:スズキ
Dai




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